キタサンブラック種牡馬で成功の可能性は?価値は低いとの声も…
2017/12/30
2017年12月24日に行われた有馬記念で見事に有終の美を飾ったキタサンブラック。獲得賞金は18億7千万円で、史上最多となりました。
これまでの獲得賞金1位はテイエムオペラオーで獲得賞金は18億3,518万9,000円でした。
テイエムオペラオーの時代に競馬を見ていた時はこの記録を抜く馬は現れないのではないかと思っていましたが、その記録を抜いて史上最多ということですごいですね。
G1を7勝もしてこれはディープインパクトと並ぶ記録で本当に凄いですよね。馬主が演歌歌手の北島三郎さんということでも有名ですごい名馬でしたね。
今回のレースで引退ということで気になるのは種牡馬としての生活ですよね。
キタサンブラックは種牡馬としてどこに行く?
引退後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りすることが決まっています。
社台スタリオンステーションといえば競馬ファンのかたは絶対に知っている有名な馬が集まる牧場ですね。社台グループが運営する日本一の牧場であり、国内外から有名な種牡馬が集まる牧場です。
3冠馬のディープインパクトもここで種牡馬として活躍していますし、数多くの実績がある有名な馬が種牡馬となっています。
社台スタリオンステーションなら良血な牝馬もたくさん集まるでしょうし、活躍できる可能性も高いのではないでしょうか。
キタサンブラックは種牡馬として成功する可能性は高いのか
キタサンブラックは競走馬の実績としては申し分ない実績でかなりすごい成績だと思います。
しかし、種牡馬になった場合、必ずしも競走成績が成功につながるというわけではありません。ものすごい成績の名馬であっても種牡馬として成功しないこともありますし、成績がぱっとしない駄馬が種牡馬として成功するケースもあります。
それではキタサンブラックは種牡馬として成功できるのでしょうか。
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種牡馬として成功できるかどうかは血統にかかっているといえます。キタサンブラックの父はブラックタイドで母がシュガーハートです。
祖父がサンデーサイレンスで母父がサクラバクシンオーです。サンデーサイレンスはいうまでもなく超有名な馬で日本の競馬会の勢力図を一気に塗り替えて大成功した種牡馬ですね。
サクラバクシンオーは現役時代は短距離のスペシャリストの馬だったため、キタサンブラックは長距離不安と言われてきました。キタサンブラックの場合は、長距離は問題なかったですが、血統的には長距離に不安があるといわれています。
母型の血統が微妙で血統的にはそんな超良血という感じではなく、そこまで価値が高いとはいえません。
キタサンブラックは種牡馬としてあまり価値がないとの声があるが、本当?
実績も十分ですし、種牡馬としても活躍が期待されるキタサンブラックですが、そこまでの良血ではないので価値はそんなに高くないという意見も多いです。
サンデーサイレンス系は種牡馬も飽和状態になっていますし、上位互換ともいえるディープインパクトもいるので、こうした実績がある血統がいい種牡馬と戦っていくには厳しいのではないかと言われています。
最初の数年は多くの良血の牝馬も集まると思いますが、初年や2年目の子供が活躍できないとなると、良血の牝馬はほかの種牡馬にいってしまう可能性が高いです。
実績もあるので種付け料をそこまで安くできないでしょうし、種牡馬としての実績が未知数な馬を種付けするのに不安もあると思います。血統的にもそんなに良くないので血統のいい牝馬が集まる可能性は低いかもしれませんね。
初年度産駒でしっかりとした実績を残せるような子を輩出できれば、どんどん良血馬も集まるでしょうし、活躍できる可能性は高まっていくのではないでしょうか。
種牡馬として大活躍は厳しいかもしれませんが、G1の大舞台でキタサンブラック産駒が活躍しているところを見てみたいですね。
追記
初年度の種付け料は500万円となるそうです。意外と安いという意見もあれば、血統的に高いという意見もあるようです。実績で考えるとちょっと安いのかもしれませんね。